- 紛らわしいアルファベットやギリシャ文字の書き分け方法がわかる
- 記述問題で使える文字が増える
大学に入り2年がたった今,改めて,
現役で\(U,u,V,v,\nu,\upsilon \)を書き分けている私の書き分け方法をシェアしたいと思います!
将来的に,大学で理数系に進もうと考えている人は,
このアルファベットにさらに1本線を足した黒板太字なるものと出くわすことになりますが,それを見越した書き方となっていますので,この書き分けで間違いないと思います!
まずは一覧
アルファベット
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206161907.png)
小文字bを筆記体で書かないのは,将来的に書く黒板太字なるものが書きづらいからです.
(あと個人的にbと6を見間違えることはない気がしていて,むしろ,筆記体bと筆記体f,筆記体l(エル)の見分けがむずいのでおすすめしません.)
ギリシャ文字
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206161841.png)
赤×は僕も書き分け不可です.というよりアルファベットとの区別がないです.ベータやカッパなども本来ないのですが,書き分けられるものはその案を書いてます.
ポイント
まずは全体に当てはまるポイントです.
- 画数
- 「フタ」「アシ」「ニョロ」
- 筆記体
- ペンの出入りの向き
これだけでは伝わらないと思うので,さっそく本題です!
大文字小文字
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206162156.png)
\(C,S,u\)あたりは「フタ」「アシ」「ニョロ」を付けて区別します.大文字の左上,右上,左下に付けるか,小文字の右下に付けると自然と個人的には思います.
\(P,M\)は書き順や画数を変えています.
ファイについては,
僕の字でいう大文字を小文字として,フタとアシを付けたものを大文字とする人が多いのですが,
・フタとアシを付けたファイの見た目が個人的にあまり好きではないこと
・ファイの小文字として1画で書くものが存在すること
・プサイとの見た目の統一
・書きやすさ
の点から写真のような書き分けをしています.
波動関数として,大学物理ではしょっちゅう書くことになるので,書きやすさはめちゃくちゃ重要です.
紛らわしい文字たち
さてここからは紛らわしい文字たちです.系統に分けて紹介します.
U系(\(U,u,V,v,\nu,\upsilon,\gamma \))
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206143701.png)
左から,\(U,u,V,v,\nu,\upsilon,\gamma \)です.基本的には形で区別しています.
ユー,ヴィーの大文字は底の形の違いを大げさにし,さらにフタでも区別してます.
この2つは割と1つの場面で共存しやすいので,大げさなくらいがいいと思います.
小文字ユー,ヴィー,ニューとさらにガンマは激ムズですが,「ニョロ」の位置で区別しましょう.
ニューとガンマはペンの始点と終点を変えるだけでも割と書き分けできると思います.
(所説あるようですが,ガンマの書き方はこれが正式とも言われてるようです.)
ガンマは超縦長の輪っかができるかどうかぐらいを攻めると綺麗と思います.
X系(\(X,x,\chi,\times,\lambda \))
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206151011.png)
左から,\(X,x,\chi,\times,\lambda \)です.(ちなみにLatexではカイとエックスの大文字は共通のようです.)
小文字エックスのみ左右に分けて書いています.大文字エックスはフタとアシを付けています.
また,僕の書き方だとラムダの左下向き斜め線が突き出るとカイになるので気を付けてください.
K系(\(K,k,\kappa \))
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206152340.png)
左から,\(K,k,\kappa \)です.(こちらもLatexではケーとカッパの大文字に区別はないようです.)
大文字ケーは合計3画,小文字ケーは1画で書いてます.カッパは2画目をつなげて書いてます.
カッパの大文字小文字の区別は「ニョロ」の有無です.
h系(\(h,n,\eta \))
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206152246.png)
左から,\(h,n,\eta \)です.
小文字エイチは「ニョロ」,エヌとイータは右足の長さです.
右足のはねる向きをエヌは右上,イータは右下にするイメージもあります.
M系(\(M,m,\mu,u \))
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206153051.png)
左から,\(M,m,\mu,u \)です.
大文字エムは2画,小文字エムは1画,ミューはともに1画で書いてます.
ミューの区別は基本的に書き始めの長さで,大文字のペンの入りは水平,小文字のペンの入りは斜め下から,という気持ちで書いてます.
W系(\(W,w,\omega \))
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206154248.png)
左から,\(W,w,\omega \)です.
小文字ダブリューに「ニョロ」,カクっと折り返し,オメガは丸く折り返し,で区別してます.
オメガの中央に控えめな縦長輪っかを作れるとなおよしと思います.
r,\(\gamma \)
![](https://nagi-navi.com/wp-content/uploads/2023/02/20230206154150.png)
入りの角度と出る角度を練習しましょう.
個人的に書き分け界で一番くせ者だと思ってます.練習あるのみです(笑)(こんなこと練習してないで普通の勉強しなさい.でも僕はこういうのにこだわる人好きです)
まとめ
書き分けのアイディアは以下のようなものでした.
- 画数
- 「フタ」「アシ」「ニョロ」
- 筆記体
- ペンの出入りの向き
アルファベットじゃ足りなくなって,ギリシャ文字に手を出さざるを得なかったという経緯は分かりますが,ムズすぎるんじゃ!!
何ならこれに添え字がついて,相対論とかだと添え字が右上にあるか右下にあるかでまた意味変わりますからね.
こういう一見適当でいいじゃんといわれそうなことも,
意外と計算ミスの防止になったり,テスト中とっさに使える文字が増えたりして,
メリットがありますので是非練習してみてください!
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